江戸時代後期から東京 日本橋で刃物を取り扱う老舗商店 木屋。
歴史ある刃物専門店がおすすめする調理器具は、誰でもきれいな押し寿司が作れる、木曽ヒノキでできた押し寿司器です。
普通サイズの押し寿司器の中は、2人分(酢飯約0.8合分)の押し寿司を作ることができます。行事のお弁当や、彩り豊かな箱寿司を作るときにも便利です。
押し寿司の作り方はとても簡単。型に酢飯と具材を入れ、上からグッと押さえるだけでできあがり。
簡単に作れるから、おもてなしやお祝い事、普段の食卓にも気軽に作りたくなります。
使う前に押し寿司器を湿らせます。
押し型を十分湿らせることで酢飯のくっつきを防ぐほか、色移りやにおいを防ぐことができます。
またはラップを敷くことで、同じくにおいや色移りを防いだり、出来上がったお寿司を取り出しやすくすることができます。
湿らせたら余分な水分を拭き取り、具と酢飯を押し型に詰めます。手で酢飯を角に押し詰めると、木枠を外した時に角が美しく立ちやすくなります。
具と酢飯はどちらを先に入れてもきれいに出来上がります。
具材を入れきったら、上から被せ蓋でギュッと押さえます。押さえが甘いと切り分けるときに崩れてしまうことがあるので、強めに押さえるのがポイントです。
しっかり押さえたら、切れ込みガイドに沿って目安を作ります。浅めの切れ込みのため底まで切れないので、目安程度に切ります。型をそっと外して、カットすれば押し寿司の完成!
簡単にお寿司が作れるから、特別な日でなくとも色々な押し寿司を作りたくなってきます。
押し寿司が型崩れしにくい切り方は、お寿司を少し休ませ、馴染んでからカットします。
包丁の刃元から軽く入れ、手前に引き切るときれいに切れます。なるべく前後に動かさず1回で切ると、断面もきれいにできますよ。
木製の押し寿司器は中の様子が見えず、酢飯をどのくらい入れたら良いのかわかりにくい事が多かったので、ちょうどいい量を検証してみました。
きれいに見せたい場合は、ネタ込みで想定しつつ酢飯約0.8合(270g)でした。シャリが多すぎず、軽い口当たりで押し寿司を楽しむことができます。
目安は押し寿司器の8.5分目ほどまで酢飯を入れると、ちょうど良いかと思われます。
次に、押し寿司器にめいっぱい酢飯を入れた場合、約1.3合(425g)が入りました。シャリがみっちりと詰まって、食べ応えのある押し寿司ができあがります。
使い終わったあとはたわしなどで水洗いをします。
やわらかくコシのある棕櫚たわしや、サイザルたわしなどでしっかりと汚れを落とすことができます。
洗剤での洗浄は、洗剤の香りが木に移ったり、成分が染み込んでしまう場合がありますのでご使用はお避け下さい。
乾いた布で水分をしっかり拭き取ったら、風通しの良い日陰でゆっくり乾燥させてください。
直射日光が当たる場所や食器乾燥機など、急速に乾燥させると変形・ひび割れの原因になりますのでお避け下さい。
日本橋に店舗を構える老舗商店「木屋」。包丁・刃物を中心に、数々の生活道具を販売しています。
歴史は古く、寛政四年(1792年)に本家木屋からのれん分けを許され、刃物の木屋として独立します。「本家と同じ商品を扱ってはいけない」というしきたりにより、さまざまな打刃物を取り扱うようになりました。
品質が高く、長く使える道具、愛着の湧く商品を提供しています。
※箱の形状、色などは変更となる場合があります。
※画像の色はブラウザや設定により、実物とは異なる場合があります。予めご了承下さい。
切り分ける前に包丁をお酢で軽く濡らしておくと酢飯が付きにくいです。