粘土で動物や人などをかたどって作られる佐賀県に伝わる郷土玩具「尾崎人形」。
白を基調に赤や青、緑などの鮮やかな色で着色しデザインされ、独特のユルさ・脱力感がなんともいえず、その愛嬌のある表情に心が和みます。
息を吹き入れると「ホーホー」と音が鳴る土笛や、振ると音が鳴る土鈴など、尾崎人形には子どもが喜ぶ仕掛けがたくさん。
干支シリーズの申は人形の中に玉を入れた土鈴で、振るとカランコロンと優しい音色をが聞こえてきます。狂言の有名な演目のひとつ「靭猿(うつぼざる)」がモデルの可愛らしい姿に思わず笑みがこぼれます。
干支の置物は、その年の家内安全を祈る縁起物。ユニークな表情とカラフルな絵付けは、玄関や机に飾れば、明るく楽しい雰囲気になります。
左右にふるとカランコロンと素朴で優しい音色が鳴ります。土鈴は、古くから厄除けのお守りとして愛用されたり、その音色により福を招くともいわれています。
赤色、グレー、黒色に金色といった、他の干支シリーズとは少し違った絵付け。手づくりの温もりあふれる人形は、たくさんの福を呼び込んでくれそうです。
尾崎人形は、佐賀県神埼市神埼町尾崎地区に700年以上伝わる焼き物の人形。
弘安4年に蒙古が襲来した元寇のときに、捕虜になった蒙古軍の兵隊が人形を作って遠い祖国を偲んで吹き鳴らしたといわれています。もともと尾崎には焼き物作りに適した粘土質の土壌があったこともあり、その技術が地元民に伝わり、焼き物が盛んになりました。
1990年(平成2年)に一度は廃れましたが、尾崎焼保存会が結成し尾崎人形が復活。そのあとも、2009年に当時の継承者であった 八谷 至大さんが亡くなってしまったことにより、またもや途絶えしまった時期もありました。
その後、当時62歳で尾崎人形を継承されたのが高柳 政廣(たかやなぎ まさひろ)さん。八谷さんのお手伝いをされていた方です。
現在は高柳さんとお弟子さんの城島さんとの二人三脚で、尾崎人形の製作をされています。
五八PRODUCTSは、『地に根付いた伝統的な技術や伝統工芸品・商品』など=『プロダクト』が、普段の生活の中で「“しじゅう”使っていただけると嬉しい」という気持ちを込めて二人の建築家とプロダクトデザイナーによって2011年2月に東京三鷹に生まれました。それぞれの活動を通して触れた、産地や作り手さんの楽しいお話や凄い技術、そして彼らの作る素敵なものをもっともっと知ってもらいたい、という思いからスタートした「企画やデザインもできる問屋」です。
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