山ノ頂のアイテムは、岩手県で害獣駆除された野生の鹿の皮から作られています。鹿革はレザーの中のカシミアと呼ばれており、きめが細かく柔軟性があり、使えば使うほど手に馴染んでいく素材です。野生で生きた鹿の皮は、雑木林を駆け回ってついた傷やオス同士が喧嘩をしてつけた傷があります。一頭一頭の鹿のストーリーを感じて欲しいという思いから、山ノ頂のアイテムは傷をあえて隠していません。
鹿革には独特の結合繊維により、他の革よりも軽く、水や摩擦に強く何年経っても劣化しにくいと言われています。今回は、山ノ頂のアイテムをより永く、愛着を持って使っていただくために鹿革のお手入れ方法をご紹介いたします。
お手入れ1:ブラッシング
ほこりや表面の軽い汚れが気になる方は、適宜ブラッシングすると表面の汚れを落とすことができます。鹿革はこまめなお手入れがあまり必要のない素材なので、基本的にブラッシングのみのお手入れで十分となります。また表面についた黒ずみなどは消しゴムで落とせる場合がございます。
お手入れ2:本革用クリーム
革の乾燥が気になる場合は、無色の本革用クリームをご使用ください。革とクリームとの相性が合わない場合がございますので、クリームを使用する際は少量ずつ目立たないところからのご使用をおすすめいたします。
下図は端の一部に革用クリームを使用したものになります。クリームを使用すると革が脂成分を吸収し色が濃くなります。また長い間お手入れしていないものだと、吸収しすぎることもありますので、クリームは少量ずつ革との相性をみながらお使いください。
※アルコールを含んだ汚れ落とし等は、シミや汚れの原因になりますのでご使用しないでください。
鹿革が濡れてしまった場合
水に強い性質を持つ鹿革でも長時間濡れたままにしておくと、革が水を吸収し、濡れた部分がシミや汚れの原因になることがあります。濡れてしまった時は、乾いた布で水気をよく拭き取り、風通しの良いところで陰干ししてください。
また革用の防水スプレーもご使用いただけます。
防水スプレーを使用する際は、スプレーの注意事項をよく読んでからご使用ください。また噴射距離が近かすぎるとシミになることがありますので、目立たないところからご使用ください。
今回ご紹介したアイテム
en・nichi|山ノ頂 | HOGUCHI-IRE ホグチイレ レザー/ポーチ/鹿革【贈り物】
en・nichi|山ノ頂 | KOMONO-IRE コモノイレ レザー/ポーチ/鹿革【贈り物】
en・nichi|山ノ頂 | TESAGE テサゲ レザー/ショルダーバッグ/鹿革【贈り物】
ストア紹介
縁日
大正7年(1918年)創業、岩手県一関市の染物屋・京屋染物店(en・nichi)が運営するセレクトショップ「縁日」。
東北のものづくりを中心に、丁寧に作られ、丁寧に使いたくなる暮らしの道具をセレクトし、...もっと見る