ガラスの魅力、それは陶器にはないこの透明感です。盛ったもの、注いだものを透かして見る、その色や雰囲気の変化、ガラスの向こう側に映る景色、中の気泡、色のグラデーション、表面に生まれる水滴も美しく、ガラスが映し出す世界はたびたび人を魅了します。

日常の暮らしの中に自然と溶け込んでくれるガラスは、他のアイテム同士を繋いで良い雰囲気に仕立て上げるパイプ役も担ってくれます。

今回のストアレターではこの季節にもぴったりなガラスアイテムをまとめてご紹介いたします。フォルムや佇まいが素敵、お手入れが簡単、シチュエーションに応じて変幻自在の使い方ができるなど、魅力溢れるガラスアイテムをぜひチェックしてみてください。

木村硝子店オリジナルで制作している「ヒップ」シリーズから深さのあるカクテルプレート。リム＝縁の広さが余白をきれいに作ってくれるのでどんなお料理を盛り付けても上品で様になります。今の季節であればそうめんや冷製スープなどとの相性がよさそうですね。

「ヒップ」シリーズには中央に窪みのないタイプのリムプレートもございます。

1899年の創業より、硝子の美しさに魅せられ一筋に歩んできた廣田硝子の雪の花シリーズ。美しいオパ－ル色の輝きは、レトロモダンの懐かしい時間を感じさせてくれるロマンチックなガラスです。来客時のちょっとしたお茶請けなどに豆皿は活躍します。お盆や夏休みの来客に備えて夏らしい豆皿をいくつか揃えておくのもいいかもしれませんね。

きれいに整えて料理を盛り付けたくなる、ガラス製の四角い蓋付き容器ベジカク。サイズは3種類でちょっとしたおかずや常備菜の保存容器などで活躍しそうです。ピクルスを詰めてみたところ色鮮やかな野菜が映えて見た目もスッキリ。夏バテで食欲がない日でもなんだか食欲が湧いてきそうな気がしませんか。

●バスク ワイン VICRILA（ヴィクリラ）

1890年に創業したスペインのガラスメーカーVICRILAの気軽に使える上品なワイングラス。きっちりキレイにつくってしまったら決して出てこないであろう雰囲気とデザインが魅力で、バスクに注げばジュースやワインの鮮やかな色が際立ち、ちょっぴり特別感も生まれそうです。

先ほど豆皿を紹介した廣田硝子の「綾」シリーズ。レトロな琥珀色のグラスです。「綾」とは斜めに交差する織物の総称。ノスタルジックな雰囲気を持つ琥珀のガラスに伝統的江戸切子の「あられ紋」を施した、東京下町の熟練職人の手による逸品です。水が入ると切子の模様が反射して柔らかな輝きを放つ姿がとても美しい。

長野県東御市の海野宿にあるガラス工房 橙(だいだい)さんのピッチャージャグです。ジャグなのでワインや牛乳，ジュースなどの飲み物に使えるのはもちろんなのですが、季節の素敵なお花を飾る花瓶にも使えちゃいます。自然光が美しく入り込むと花は勿論、水の様子も美しく見えるピッチャージャグです。

こちらもガラス工房 橙さんの作品。再生ガラスの一輪挿しです。橙さんがワインボトルや焼酎瓶などをブレンドして作り上げたこの色は光が当たるとキラキラひかってとてもきれいです。小ぶりな花器は窓際やキッチンなど様々なところに置くことができます。庭先に咲く小さな可愛い花を摘んできてさっと生けるなど気軽に日々の生活にお花を取り入れてみてはいかがでしょうか。

わざわざ創業まもない頃から、10年以上にわたって販売を続けている「ボデガ」。1825年イタリアで創業したガラス食器ブランドBormioli Rocco（ボルミオリ・ロッコ）による、長きに渡って愛され続けているグラスです。全面強化ガラスで耐熱性があり、-20℃から100℃まで使える点。電子レンジにも対応していて、スタッキングして収納できて場所を取らない点など、実用的で頼れるグラスとしてご紹介しています。わざわざではまさに定番といえるロングセラー商品の１つです。

こちらも毎年わざわざ売上ランキングTOP10常連のわざわざロングセラー商品。1890年創業のスペインのガラスメーカーVICRILA（ヴィクリラ）のワイングラス。先にご紹介したワイングラスのバスクよりも脚の部分が短く、スタッキングして収納できるのが特徴です。強化ガラスで小ぶりなつくりはお子さまが使うのにも安心。お祝い事などに備えて家族分揃えておくのもよさそうです。