朝、昼、晩。毎日のように3食分の食事を準備していると、食卓の変化のなさに頭を悩ませることがあります。かといって献立を工夫するにはエネルギーが必要。気持ちと時間に余裕がないと新しいメニューに挑戦するのも難しいものです。

それなら器を変えてみませんか。最近、新しいお皿を手に入れたのはいつでしょうか。「この色にはこんな料理が合いそうだな」「この器とこの器を一緒に並べてみたい」という視点と選択肢が増えるだけで、自然と食卓に変化が出てくるものです。

おかずやパスタを少しずつ盛り付けてワンプレートに。家族全員分の唐揚げやサラダをまとめて大皿料理に。お皿に余白をもたせると雰囲気がまた変わりますし、小鉢や小皿を組み合わせるのも大皿を使う楽しみのひとつです。

大きすぎず、小さすぎず。直径15～20cmくらいの中皿は、メインのおかずを1人前ずつ盛り付けるときや取り皿などでよく使います。

色とりどりの小鉢や小皿があるとテーブルが華やいでちょっと嬉しくなりませんか？同じもので人数分を揃えてもいいですし、あえて色々な種類で並べるのも面白いコーディネイト。お料理や薬味をちょこんとのせるだけで様になるので、盛り付けがぐっと楽しくなります。

大皿や小皿とは違って、高さがあるのがご飯茶碗。いつもお馴染みのお茶碗と日替わりで交互に使うだけでテーブルの印象が変わってきます。

マグカップはコーヒーや紅茶用というイメージが強いと思いますが、スープカップとして使ってみたり、スティック状に切ったきゅうりやニンジンを立てるようにして入れたりと、実は食事のシーンでも使える器です。

毎日の食生活で大切なのは食材であり、お料理であることは間違いありません。だからこそ、せっかくのお料理を引き立ててくれる器の存在は大きいのです。たかが器、されど器。服をコーディネイトするような気持ちで器を扱うと食卓が一気に変わります。お手持ちの食器も組み合わせながら、色々と試してみてください。