奈良の地場産業として江戸時代から続いている、日本伝統の布「蚊帳生地」。軽くて柔軟性に富んだ蚊帳を重ね合わせて作られたふきんは、蚊帳の柔らかさを生かすため綿100%で作られています。
吸水、速乾、通気性、肌触りに優れた「かやお手ふき」は、水仕事でさっと手を拭く時に丁度良いサイズ感。水分をすばやく吸水し、すぐ乾き、嫌なにおいがつきにくく衛生的。熱にも強く丈夫です。
織り目の粗い、風通しの良い蚊帳生地は、「風は通すが蚊は通さない」と言われ、空気を通すために糸と糸の間を広くとって織り上げています。生地の間にしっかりと水分を吸収し、程よい目の粗さから生まれる通気性の高さは、乾きやすく清潔を保つことができます。
「棉ふきん」、「お台ふき」、「お手ふき」と蚊帳生地のアイテムは様々ですが、それぞれの触るものによって重ねが異なります。3重仕立ての「かやお手ふき」は、吸水性と速乾性のバランスが良いのが特徴です。
棉ふきん・お台ふきのいいとこどりの「お手ふき」。3重でしっかり水分をとってくれるので、ハンドタオルとしてはもちろん、37cm角の大きさは、お茶碗や小皿、カトラリーなどを拭くミニふきんとして使ったり、折り畳んで台ふきとしても活躍します。
肌ざわりの良さから、お子様のお口拭きとしても人気。一般的なガーゼより粗目のため、お口の汚れがよく取れます。
洗うほどふんわりなじむ蚊帳生地。織り上げる際に使用した「のり」が落ちると、糸1本1本の繊維が広がり、綿本来の柔らかさが出てきます。
細い繊維同士が絡み合うことで、ふんわりと軽く空気を含んだ素材に変化し、肌馴染みよく、手に触って使い、毎日洗いたい心地よさがあります。
新品の蚊帳ふきんには、でんぷん糊がついておりパリッとしています。蚊帳織りの製造工程で糸が柔らかいと、織っている時に糸が切れたり、織り目がズレてしまうためです。
使い始めは、洗い桶や洗面器に40℃くらいのお湯を溜め、お湯が濁らなくなるまでやさしく押し洗いして糊を落としてからご使用ください。
一見シンプルな平織りですが、「織り目が粗い」というのは、糊や織機の具合を調節して均等に織る、独自の技術が求められます。
素材はもちろんのこと、すべての工程に熟練の職人が携わり、ひとつひとつ丁寧に作られたかやお手ふき。
毎日お好みの用途でくったりとなるまで使ったあとは、お掃除用と最後までお使いください。
1987年、奈良を拠点に活動していた写真家・井上博道氏と妻・千鶴氏によって設立された〈井上企画・幡〉。日本古来の伝統美とその精神性を現代に生かすもの作りを目指し、太古の昔から身近な天然繊維だった麻や、奈良の地場産業である通気性や吸水性に優れた蚊帳生地を使用した衣類、バッグ、雑貨など、奈良の文化に現代的なセンスを加えたものづくりに取り組んでいます。
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