角鉢のような形がどこか懐かしく、美しい趣と豊かな風情があふれる蚊遣りです。
製作したのは、南部鉄器の老舗メーカー「及富」と日本の手仕事品を提案している「東屋」。
素朴な風合いの蚊遣りから立ちのぼる煙と懐かしい線香の香りが、「日本の古き良き夏」を思い起こさせてくれます。
「蚊取り線香は面倒そう」と避けてこられた方にもぜひ使ってもらいたい、夏の道具です。
※ページ内に掲載している写真の灰は、付属のものではありません。
この蚊遣りは灰を敷いて使うタイプです。
蚊遣りの中に灰を入れて、その上に蚊取り線香を置いて火を点けます。そして灰になりきるまで使いきるだけ。一般的な蚊取り線香ホルダーとは違い、灰をいちいち捨てなくてもいいのが楽ちんです。
燃えた灰は、敷いてあった灰の上にどんどん積もっていきます。角鉢のように深さがあるので、よほど強風が吹かなければ、中の灰が飛び散ることもめったにありません。見た目にもよく後片付けもしなくていい便利な蚊遣りです。
「今年はあとどのくらい灰が積もるかなぁ」と考えながら使うのも風情があり、楽しみのひとつ。
蚊遣りの季節以外もお香を焚くなど、香炉としても使えるので、一年中お使いいただけます。
消したい時間分の長さで折ることで、タイマー代わりにもなります。蚊取り線香が1cm燃えるのにかかる時間はだいたい5分。灰を敷いて使う蚊遣りならではの便利技です。
おやすみ前など、使いたい時間にあわせて蚊取り線香を折ってお使いください。
製造は、創業1848年の岩手県奥州市水沢の南部鉄器工房「及富(おいとみ)」。
南部鉄器は、湯とよばれる溶けた鉄を、砂でできた鋳型に注いでつくる「鋳造」で作られています。
湯とよばれる溶けた鉄を、砂でできた鋳型に流して、翌日、冷えた鉄器を取り出します。砂を落とし、バリを取り、磨いたら高温の窯へ。900度の窯焼きで錆止めとなる酸化皮膜をつけ、最後に茶渋で煮込み蜜蝋を塗って蚊遣りが完成。
鉄器ならではの重量感と安定感、ざらりとした独特の風合いも相まって、素朴ながらの美しさがたまりません。
アウトドアや庭のお手入れをされる時も、南部鉄の重厚感、その重みで安定感は抜群。広い底面積と4つの脚でしっかり自立してくるので、倒れたりする心配もありません。
平成9年の創業以来、信頼できる国内のつくり手と協働し、生活の為の道具を生み出している東屋。この国の暮らしの歴史の中で生み出され、永く愛用されてきた、数々の道具。いつも静かにそこにあり、確かに役に立つ。そういうたくさんの「もの」と心地よく調和し、豊かな時を過ごすことができるように、「もの」と、「もの」を作り出す仕組みの創造を目指しています。
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