猿山修氏がデザインを担い、喜多村光史氏の轆轤(ろくろ)と焼きの技術をもって生まれた「猿喜多」。その出会いは、東屋が企画しました。
猿山修氏の「設計された使いやすさ」と、喜多村光史氏のつくる、柔らかい白の質感や手づくりならではの微細な揺らぎ。お二人の強みが見事に重なり合った、長年にわたり互いの技術と感性を認め合ってきた“盟友”による協働作品。
二人の仕事や歩み、関係性、そして再び交わった背景を知るほどに、このお皿への興味は深まり、気づけばどんどん惹かれていきます。約14年という時を経て実現した、お二人の再会作であるということも、この皿を特別なものにしている理由のひとつです。
『来た!猿喜多!猿山修と喜多村光史の最後の共演から早14年… 永遠とも思われた沈黙を破り、The Duo、ここに現る!(引用:東屋HP)』
盛り付けやすいサイズ感。余白が自然に生まれるリム幅。平皿に見えて、少し立ち上がりがあることで使い道も広がる。クリーム系のパスタも安心、きれいに収まります。
長年、骨董店「さる山」で古陶磁やテーブルウェアを扱ってきた猿山さんらしい、古い道具が“生活の中でどう使われるか”という視点。「猿喜多」のどこか懐かしく、やさしい佇まいも、その経験と感覚につながっているように感じられます。
喜多村 光史さんは、「粉引(こひき)」を用いた、白い器で広く知られています。
「均整」と「わずかな崩し」を使い分ける轆轤(ろくろ)の技術。お皿の表面は、ざらりとした土味。ちょっとデコボコ、やわらかな揺らぎが、気持ちよい不均質さ。貫入(細かなひび模様)が光を柔らかく受け止め、パンやサンドイッチも、ふんわり似合います。
「食器棚の奥から偶然見つけた宝物。お祖母ちゃんが大切に使っていたのだそう。」というエピソードが聞こえてくるような不思議なお皿。
お皿の真ん中に、ちょこんと揚げたてのカニクリームコロッケを。パセリと一緒に添えられた人参グラッセもとても可愛らしく見えます。
緻密な設計に、轆轤による柔らかな揺らぎが重なることで生まれた「猿喜多」。
盛りつければ料理が自然に整う。特別な料理ではなく、いつもの昼食や夕ご飯に似合う。気づけば手が伸びている。日々の食卓に寄り添いながら、静かな存在感を発揮する一枚。
「猿喜多」の表面にみられる黒点や、貫入、石はぜ。あえて残されたもので、「景色」として愛され、焼き物の面白みのひとつ。
特に貫入は、細かなひび模様が美しく、使っていくうちに、料理の色や油分が染み込んで、だんだんと味わい深い色合いに育っていきます。
黒点が少ないものもあれば、少し個性豊かなものもあったり。一枚一枚、景色もそれぞれ。よく見るとちょっとずつ違う。自然の風合い、土本来の表情。楽しんでもらえたらうれしいです。
粉引(こびき)のお皿は、使う前に「目止め」を行うことでシミや匂い移りを、ある程度防ぐことができます。
米のとぎ汁(残りご飯や粥、小麦粉や片栗粉を加えたものでも可)を入れた鍋にお皿を入れ、弱火~中火で10分ほど煮沸することで、汚れや匂いがつきにくい状態になります。
日々のお手入れは、洗ったあとよく乾かし、風通しのよい場所で保管してください。
平成9年の創業以来、信頼できる国内のつくり手と協働し、生活の為の道具を生み出している東屋。この国の暮らしの歴史の中で生み出され、永く愛用されてきた、数々の道具。いつも静かにそこにあり、確かに役に立つ。そういうたくさんの「もの」と心地よく調和し、豊かな時を過ごすことができるように、「もの」と、「もの」を作り出す仕組みの創造を目指しています。
心のこもった品物をしっかりと包み、贈り物をそっと引き立てるラッピング。
贈られた方にも喜んでいただけるよう、心を込めてお包みいたします。
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サーモンと明太子のクリームパスタ