どんな家庭にもひとつはかならずあるフライパン。
お手入れがかんたんな、フッ素やテフロンで表面加工したものが一般的ですよね。でもこのところ、日々の鉄分の補給という点からも、素地の鉄フライパンの人気がじわじわ高まってきているんです。
山田工業所は、国内で唯一「打ち出し製法」によってフライパンを製作している会社です。鉄の板をハンマー状のもので何千回となく叩きながら凹みを成形していく製法で、本来はどこもそうやって作っていたのですが、現在では手間を惜しんで、プレス機などで作ってしまうことがほとんどです。しかし鉄は叩かれることでしまって、密度があがります。そのため叩いて作る打ち出し製法のものは油のノリが非常に良くなります。また、薄くても丈夫に作れるため、手にもって軽く、熱するとすぐに熱くなり、調理がはかどるのです。
鉄のフライパンは「炒めものがこびりつきやすい」「お手入れが大変そう」と思っていませんか?じつはその反対です。表面加工したフライパンは、最初は良いのですが、使用しているうちに表面につく細かな傷や、熱による塗膜の劣化から徐々に使用感が損なわれ、こびりつきやすくなります。そうなってくると、いずれは廃棄するしかなくなります。
調理の際には、塗膜を傷つけやすい金属製のヘラやターナーは使えません。数秒が勝負の炒めもの中に、手元に木べらがなくて困った、なんて経験はきっと誰にもあるはずです。
鉄のフライパンは、表面に塗膜がないため、ヘラなどを選ばず使えます。毎日どんどん使っているうちに表面に油がまわり、素材のくっつきやこびりつきが少なくなって使いやすくなり、次第に手放せなくなって、何十年も使い続けることができるのです。
面倒に思われがちなお手入れも、じつは簡単。使用した後に流水でさっと洗いながら表面のこびりつきをたわしで落とし、コンロで少しだけ空焚きをして水分を飛ばします。そのあと、新しい油をすこし表面になじませ、すり込みます。そうすることでサビつくことなく、次回も気持ちよく使用できます。ポイントは、流水で洗う際にできるだけ洗剤を使わないこと。洗剤を使用すると鉄の表面の油分が落ちてしまいます。もしも洗剤を使用した場合は、そのあとにきっちりと油を表面に塗布してください。
プロのシェフのように、コンロの上でかっこよくフライパンを振って食材を炒める姿って憧れますよね?このワザ、じつは家庭用のフライパンを使うと、あまりうまくできません。家庭用はフライパンの縁の形状や持ち手の角度などがそれ用に作られていないためです。しかしプロ用は違います。もちろん訓練は必要ですが、そんなワザを磨きたい方には、プロに愛用される山田工業所の鉄のフライパンは必携ですよ。
山田工業所のフライパンは、用途に応じて22cm、24cm、26cmとサイズも豊富にご用意しています。
こちらの製品には下記の写真でご確認いただけますように表面に色むらや斑点などが見られますが、溶接の際に生じるもので品質には問題ありません。またスジ状のキズや黒皮の剥離なども見られますが、こちらも製造工程で生じるもので品質には全く問題ありません。
原則として、お客様のご都合によるご注文後のキャンセルはお受けしておりません。
即日出荷のお品もございますので、ご不便をお掛けいたしますが予めご了承くださいませ。
ラボラトリオでは発送の商品を梱包する際、スタッフが手を除菌するなど、細心の注意を払って作業を行っております。
\キナリノインタビュー/LABORATORIO・井藤昌志さん
キナリノ編集部で、LABORATORIO・MARKTオーナーの井藤昌志さんを取材させていただきました。
お店をオープンするまでのストーリーや、アトリエでのオーバルボックス制作風景など。盛りだくさんの内容になっているので、ぜひご一読ください。
- カテゴリ
- 生活雑貨 > キッチン用品・調理器具 > 鍋・フライパン
- サイズ
- ◾️22cm 直径22.0cm 底径15.5cm 板厚1.6mm 深さ4.0cm 重さ800g
◾️24cm 直径24.0cm 底径18.0cm 板厚1.6mm 深さ4.5cm 重さ1000g
◾️26cm 直径26.0cm 底径20.0cm 板厚1.6mm 深さ5.0cm 重さ1100g
- 材質
- 鉄
- 生産国
- 日本
- 備考
- IH(電磁調理器)対応
表面には色むらや斑点などが見られますが、溶接の際に生じるもので品質には問題ありません。またスジ状のキズや黒皮の剥離が見られますが、こちらも製造工程で生じるもので品質には問題ありません。
持ち手には"打出し"の刻印があります。