2年前の初夏に公開した、わざわざ流ジンジャーエールの素のレシピ。それ以降ずっと読み続けられて、たくさんの方に作っていただいているようで嬉しいです。今年も新生姜の季節がやってきました。レシピを読みながら、一緒に仕込んでみませんか?
ジンジャーエールの素には様々な作り方がありますが、すりおろして作るこちらはガツンと生姜の辛味が効いた大人味です。体がポッポと温まってくるような生姜の効果もダイレクトに感じられ、普段甘いものをあまり飲まない人にも、甘さはきっちりありながらも生姜とスパイスとレモンの酸味が効いており好評です。ぜひご家庭でお試しください。
自家製ジンジャーエールの素の作り方
・新生姜 1kg
・粗精糖(砂糖) 1kg
・ナツメグ 10g
・クローブ 10g
・シナモンスティック 2,3本
(もしくはシナモンパウダー適量)
・レモン果汁 100cc
1.新生姜は皮をよくたわしで洗って泥を落とします。
2.新生姜を皮ごとすりおろします。
金属製ではなくセラミックのおろしを使うと風味が損なわれず、よりおいしく仕上がります。
3.鍋に生姜、砂糖、スパイス類を入れてよく混ぜて、ひと煮立ちしたら火を弱め、20分から30分ほど煮詰めます。
おろし金スクレーパーがあると、細かい部分に詰まった素材も取れて気分がいいです。
粗精糖(砂糖)・ナツメグ・クローブ・シナモンスティックもここで入れていきます。
よく混ぜて、ひと煮立ちしたら火を弱め、さらに20~30分ほど煮詰めます。
4.最後にレモン汁を入れ、再度沸騰させて出来上がり
おろした時の新生姜と比べると、色が茶色くなりました。
沸騰したところで火を止め、保存容器に移していきます。(保存容器はセラーメイト、おたまとしてレードルしずくを使用)
砂糖をきちんと入れているので保存がききますが、密封容器に入れて冷蔵保存すればより長持ちします。どのくらいの期間にわたって保存したいかで保存方法を調整してください。
[保存方法]
・大量に作って長期保存する場合
ジャムと同じように小瓶を滅菌して小分けにして詰めます。ジャム瓶を熱湯消毒して、出来上がった熱いシロップを詰め蓋をしめ、鍋に湯をはり、煮沸します。15分ほど瓶ごと煮沸すると中が真空状態に近づき、常温で長期保存できます。
・1~2ヶ月は保存したい場合
500ml程度の中型の瓶を用意し、瓶を軽く熱湯消毒して乾いた清潔な布巾で拭いてから中身を詰めてください。冷めたら蓋をして冷蔵庫に保存します。
・少量作ってすぐ飲みきる場合
タッパーや瓶などに入れて冷蔵保存してください。
開封後は清潔なスプーンを使用してください。また、一度開封したら冷蔵庫保存をおすすめします。十分な糖分が入っていますので保存性がないものではありませんが、カビ防止のため衛生状態に気を使っていただけると安心して楽しめます。
これでジンジャーエールの素が完成したので、あとはジンジャーエールにするだけです。コップに、たっぷりの氷とジンジャーエールの素をスプーンで2杯ほど入れます。お好みでレモン汁を少々入れて、炭酸水を注ぎよく混ぜれば出来上がりです。
ジンジャーエールの素を炭酸水で割ればジンジャーエールになりますし、ジンジャーエールの素・ウイスキー・レモン汁を炭酸水で割った「ジンジャーハイボール」もおすすめ。冬にお湯をさしてホットジンジャーも捨てがたいです。ぜひお試しください!
今回のレシピは1kgの新生姜で作りましたが、1kgもすりおろすのが大変だという方は半分でも十分ですし、新生姜ではなく根生姜を1パック買ってきて100gで作るのもおすすめです。根生姜で作ると更に辛みが増しますよ。生姜の量を減らしたときは、加熱時間も適宜減らしてください。
おおよそ砂糖がとけて、少し茶色く色づいてきた時に火から下ろすのがポイントです。
新生姜が多く出回るこの季節、ぜひ作ってストックしてみてくださいね。
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