駆除された獣達の命を「山と人を繋ぐ革製品」に変えて
「革のカシミヤ」と言われる鹿革。きめが細かく柔軟性があり、使えば使うほど手に馴染んでいく素材です。また、鹿革独特の結合繊維により、他の革よりも軽く、水や摩擦に強く何年経っても劣化しにくいと言われています。
en・nichiの鹿革製品〈山ノ頂〉シリーズは、岩手で有害駆除された鹿の革を使用しています。
野生で生きた鹿には、雑木林を駆け回ってついた傷やオス同士が喧嘩をしてつけた傷があります。
一頭一頭の鹿のストーリーを感じて欲しいという思いから、山ノ頂のアイテムは傷をあえて隠していません。
あなたの元へ届いた鹿と、永く愛着をもって共に過ごしていただけましたら幸いです。
製品紹介
KOMONO-IRE コモノイレ
柔らかな鹿皮が、繊細な物を優しく包んでくれる小物入れ。
シンプルな作りで使いやすく、鹿皮の質感が際立つアイテムに仕上がりました。
開口部もバネ口仕様で、片手で握るようにするだけで簡単に開け閉めすることができます。
こちらは小物入れとしてだけではなく、コインケースとしてもご利用いただけます。
en・nichi|山ノ頂 | KOMONO-IRE コモノイレ レザー/ポーチ/鹿革【贈り物】
HOGUCHI-IRE ホグチイレ
「火口入れ(ホグチイレ)」とは、マタギの商売道具である火薬を雨から守る丈夫な巾着のこと。
それをベースに、現代でも使える巾着タイプの小物入れとして製作したものが、山ノ頂のHOGUCHI-IREです。
口元をキュッと萎ませることができるので、中の物が飛び出してしまう心配はありません。
無くしたくない、大切なものを入れて。
en・nichi|山ノ頂 | HOGUCHI-IRE ホグチイレ レザー/ポーチ/鹿革【贈り物】
TESAGE テサゲ
スマホ、お財布、鍵など、身近な必需品をこれ一つにまとめお出かけできる、ちょうど良いサイズの手提げバッグです。
裏地は、岩手の山で採れた木材の本来捨てられてしまう樹皮部分から色を抽出した、草木染めで仕上げています。
木材も山からいただいたもの。使えるものは、最後まで大切に使いた。そんな思いで、今回裏地の染めに使用いたしました。
en・nichi|山ノ頂 | TESAGE テサゲ レザー/ショルダーバッグ/鹿革【贈り物】
岩手の自然をモチーフにしたカラーバリエーション
色は「銀鼠(ぎんねず)色」、「炭色」、「ニビ色」の3種類。
岩手の自然をモチーフにした色味は、服装、性別、年齢を問わず幅広くご使用いただける色味です。
あえて塗装はせず染めのみで仕上げており、使い続けることでの経年変化をお楽しみいただける商品です。
売上金の一部を、鹿踊りのイベント開催資金に
山ノ頂の売上金の3%は、郷土芸能「鹿踊り(シシオドリ)」の継承と発展に繋げるためのイベント開催に役立てさせていただきます。
郷土芸能は、担い手不足から継承が難しくなっている団体が沢山あります。
そこに追い討ちをかけるように、パンデミックにより出演舞台はなくなり、活動資金であったご祝儀なども得られず、何百年と続いてきた歴史に幕を下ろす団体も出てきている状況です。
山ノ頂では、郷土芸能の出演の機会を作り、継承に繋いでいきたいとの思いから、売上金の一部を鹿踊りの祭り開催の経費に活用し、鹿踊りの継承と発展に繋げていきます。
山ノ頂は、まだ歩み始めたばかりのブランドです。
今後も新しいプロダクトを展開していけるよう取り組んでいきますので、応援いただけますと幸いです。
もちろん、商品を作るためにわざわざ獣の命を奪うようなことはいたしません。
あくまで駆除の対象となってしまった獣をどう役立てていくか、人と獣の関係性をこれからも考えながら歩んでいきますので、これからも山ノ頂をどうぞよろしくお願いいたします。
ストア紹介
縁日
大正7年(1918年)創業、岩手県一関市の染物屋・京屋染物店(en・nichi)が運営するセレクトショップ「縁日」。
東北のものづくりを中心に、丁寧に作られ、丁寧に使いたくなる暮らしの道具をセレクトし、...もっと見る