確かにちょっと訳ありだけれど、見方を変えれば個性のうち。そう思える商品をわざわざが工場・メーカーから買い取り、きちんとご説明した上で販売するという取り組みが「乙なもの」。

HASAMI PORCELAINの「乙なもの」の器たちが久々の再入荷となりました。ここで改めて、わざわざが取り組む「乙なもの」についてご紹介させてください。

「乙なもの」とは、例えば釉薬の濃い薄いが激しく出てしまったものや、釉薬にムラが出てしまったもの。窯で焼いた際に色合いが変わってしまったものや、釉薬の剥がれ、傷、釉薬がうまくのらずに素地が見えてしまったものなど、正規品としては販売できない商品のことです。

全国各地の工場を訪問する中で、多くの工場に「行き場のない在庫」があるという事実を目にしてきました。厳しい検品基準に満たずに正規品から除外された商品が数多く残っていて、工場の方々の悩みの種になっているのです。

しかしそうした商品の中には、「不良品」とするにはあまりに惜しいような、使用する上で全く問題のないものが数多くあります。

たしかにちょっと訳ありだけれど、それも見方を変えれば、他と違った個性のうち。わざわざでは、そう思える商品を「乙なもの」として工場から買い取り、きちんとご説明した上で販売するという取り組みを続けています。

使う上で問題はないものの、検品基準をわずかに満たさなかった商品について、ハサミポーセリンは以前「『B品として販売』ではなくアップサイクルの意識で販売していきたいと考えている」と話していました。わざわざの乙なものの企画へも、その観点から賛同とご協力を頂きました。

お客様は正規品と比べ30%割引とリーズナブルな価格で入手でき、窯元も廃却処分を減らすことができます。

メーカーにもよし、お客様にもよし。「全ては誰かの幸せのために」という、わざわざの精神に寄り添う救出方法です。

日常で使用する分には問題のない乙なものたちを、ぜひご家庭に迎えていただけたら嬉しいです。