今、どんな服を着たいですか? と聞かれたら。
着れればなんでもいい人、楽チンなのを着たい人、他者にこう見られたいという人。実に様々ですが、いずれも服を選ぶ過程で、私たちは何か大切なことを犠牲にしてきたのかもしれません。
「そこでオススメしたい服の選び方があります」というお話。
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小学生の時から一人で服を選んで買っていた。おばあちゃんが変な服を買ってくるのが嫌で、自分で買うからと。そうやって自分で選んだ服は本当に気に入って擦り切れるまで着ていた。
高校生になるとハイファッションに憧れを持つようになった。19でファッション系の専門学校に通い、ハイブランドの服をバイトしながら無理やり購入した。
30代になると仕事と子育ての両立で必死だった。とにかく汚れてもいい服で、動きやすいことを重要視して服を選ぶようになった。ファッションは自己表現という概念がここで崩れ去った。40代になって少しだけ子供の手が離れ、ファッションにもう一度向き合ってもいいかなという気持ちになったのだった。
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あなたは今、どんな服を着たいですか?
オシャレは我慢してするものとか、モテるにはこれとか、流行っているからとか、他人の目線を捨てて、本当に自分が着たいものを考えてみてください。
私にとって一番大事なのは、「着心地」でした。まず着心地がよいことが、自分らしくいられるために必要なことだったのです。
暑い日に蒸れる、寒い日に寒い。日々生活する中で不快になるその原因は、何気なく選んでいるその服だったり、「おしゃれは我慢」と思って選んだその服ではないですか?
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見知らぬ誰かが作った価値基準を享受するのがこれまでのファッションの世界でした。常に誰かがかっこいいと定義していたものを買うということを、私たちは繰り返してきました。しかし時代はどんどん変化しています。価値観は多様化し、様々なジャンルの服が着られるようになっています。
いま私が提案したいのは、着心地で自己の健全な生活を確保しながら、さらに見た目の印象を作っていくという服の選び方。服は必要なもので、毎日着なくてはなりません。快適さは必要不可欠であり、さらに自分らしくあるために見た目を形作ることができるのだと知ってもらえたら嬉しいです。
「わざわざの読み物」では、パンと日用品の店 わざわざの開業から過去11年間に渡って公開された記事を再編集してお届けしています。今週は、わざわざ代表・平田のnoteから人気記事2つをガチャンコして再撮影+再編集。生まれ変わったファッション談義をぜひご覧ください。
もんぺ博覧会が実店舗で始まります。
サイズ選びの参考に。実物を見にくるのもいいですよ。
《問tou(もんぺ博会場)》
-7/15(水)~19(日)
-7/22(水)~26(日)
-7/29(水)~8/2(日)
喫茶とテイクアウトも提供しております。ただし水曜日はドリンクのみとさせていただきます。時間はいずれも11~16時です。
《わざわざ営業日程》
-7/16(木)~19(日)
-7/23(木)~26(日)
-7/30(木)~8/2(日)
わざわざは水曜日がお休みですので、どうぞお間違えなきようお願いいたします。時間は問touと同じ11~16時です。
県外からお越しの方は、特に土日や、7/23~26の4連休にご来店が集中すると予想されます。そのため、地元の方やご都合のつく方は、ぜひ平日のご利用をおすすめいたします。比較的ゆっくりご覧いただけると思います。
なおコロナ対策として、もんぺを含む衣類に関しての接客を控えさせていただきます。合わせてみなさまには、マスクのご着用、店頭での手指消毒を改めてお願いいたします。
セレクトもんぺはもちろん、最近続々登場している産地コラボもんぺ、さらにはオンラインにも出ていないアイテムも登場予定ですよ!どうぞお楽しみに!
うなぎの寝床×わざわざ|コラボもんぺ【レディース】【メンズ】
ストア紹介
パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る