「反閇(ヘンバイ)」とは、邪気を払い除くためや、鎮魂のために大地を踏みしめる芸能特有の足さばきのことを言います。
岩手に伝わる郷土芸能の踊りの中に、腰を低く大地を踏みしめる反閇を見ることができます。
命の源でもあり、命が還る場所でもある大地を清め、無病息災や五穀豊穣、日々の暮らしへの感謝を願う「反閇祓」は、芸能の本質です。
私たちの住む岩手県は、かつて寒冷で農作物が育ちにくく、飢饉も度々起きるような生きる上ではとても厳しい土地でした。
山や川、海から与えられる恵みへの感謝と、時には命をも奪う自然への畏怖、そのどちらをも知る土地です。
今よりも人の命が、山や大地の命と密接に繋がり合っていた時代、自然から享受する命への感謝や畏敬の気持ちは、郷土芸能の踊りとなり暮らしの中で脈々と踊り継がれてきました。
未曾有の自然災害や疫病が蔓延する現代。 一度立ち止まり、当たり前に生きることの有り難さを、もう一度見つめ直していきたいと思っています。
岩手に伝わる多彩な郷土芸能。その多くの踊りは、「お面」や「頭(カシラ)」を着けて踊ります。
お面は、演目の中での踊り手の役を示すものであると同時に、神様や動物といった、“自分ではない何者か“に化けるためのものでもあります。
自然や、神様や、動物たち、人とは違う世界に生きる存在に「化ける」ことで、そのものたちとの境界に立ち、その力を借りて大地を鎮める、五穀豊穣を願う。自然と密接に関わり合い、互いの境界を尊重して暮らしてきたこの土地の精神性が感じられる、そんな郷土芸能のお面をモチーフに染めました。
※こちらの手拭の売上金は、毎年秋に行われるイベント「ヘンバイバライ」及び、今後の郷土芸能イベント運営資金に充てさせていただきます。
縁日の手ぬぐいは、職人たちが手作業で一枚一枚丁寧に染めています。
あえて非効率な手染めにこだわるのは、”色褪せしにくい手ぬぐい”を作るため。
染め型を作り、手捺染(てなっせん)という製法をで染めるのですが、通常は手ぬぐいの表裏で色の濃さが変わってしまう欠点がありました。
しかし、京屋染物店・縁日の染職人は改良を重ね続け、表も裏も同じ濃さで染め上げる技術を習得しています。
大切に使っていただきたいからこそ、見た目の美しさにもこだわり続けている手ぬぐいです。
手染め故に、多少の色のムラや滲みがある場合がありますが、それも手染めの良さとしてご理解いただけるとうれしいです。
・商品によって柄の出方が多少異なります。ご了承ください。
・手ぬぐいの昔からの仕様に習い、両端は縫われておりません。
これには洗濯後の乾燥を早め、雑菌の繁殖を防ぐなどのメリットがあります。
端がほつれてきたら横糸をカットしてご利用ください。使用しているうちに段々おさまります。
en・nichiでお買い求めの商品をラッピングしてお届けすることができます。
詳しくは【en・nichi専用】ギフトラッピング のページをご確認ください。
ラッピングをご注文の方限定で、無料のメッセージカードもお付けいたします。
ご希望の場合は、ご注文時に備考欄へご記入ください。
その他詳しくは【en・nichi専用】ギフトラッピング のページをご確認ください。
岩手県産の南部地粉を使用したザクザク・みっしりした食べ応えのあるスコーン。
フレーバーは「プレーン」と「チョコ」の二種類。どちらも甘さ控えめで、小麦の風味をお楽しみいただけます。
岩手県一関市にある縁日の実店舗でも人気で、お土産用にも喜ばれています◎