複数枚を同時に使いたい方におすすめの、正方形の和晒を2つ折りにして干せる2枚掛けハンガーです。ステンレス製なので、水まわりでも安心です。
昔の日本の家事仕事に欠かせなかった晒。
キッチンペーパーや食品用ラップなど、使い捨ての道具が溢れた現代において、その存在はすっかり薄れてしまいました。
しかし、サステナブルな暮らしが求められる昨今、環境に配慮した製品や丁寧な暮らし方を意識し、洗って繰り返し使える和晒を生活に取り入れる方が増えています。
織り上がった綿布から油分や綿カス、糊などの不純物を取り除く工程を“晒す”と言います。
中でも、日本の伝統的な製法で晒すのが「和晒」。和晒釜という大きな釜で、生地に負荷をかけないように、熱を加えたり水を流す作業を繰り返し、丸4日間じっくりと時間をかけて綺麗にします。
最新の自動精錬機が1時間ほどで仕上げてしまうところを、大阪・堺の石津川沿の晒工場では、江戸時代と変わらず、今も釜で炊く方法で晒加工を行っています。
昔ながらの道具のよさを活かしながら、現代の暮らしに合ったかたちにデザインされた「さささ」。
あまり馴染みのない道具かもしれませんが、実際に使ってみると、日常の家事、掃除の中で色々と使え、その多彩な用途に驚かされます。
吸水性がよく乾きも早い和晒は、破れたりせず、洗って繰り返し使えるエコで便利な万能クロス。
そんな「さささ」のオススメの使い方をご紹介します。
サラダやお弁当に入れるレタスやミニトマトなど、洗った野菜や果物の水気を切る時に。梅酒をつくる時など、洗った果実の水分の拭き取りに。
豆腐やヨーグルトの水切りにも。不純物のない天然素材の和晒は食品にも安心してお使いいただけます。
蒸篭に敷いて蒸し料理に。野菜や点心など、油分やにおいが少ない料理や食材にオススメです。カパカパの冷ごはんも、ふっくらと美味しさが復活します。
蒸篭料理でピッタリの容器を使うときに敷くと取り出しやすく、蒸篭料理をよくされる方は必見です。ステンレス製蒸し器の蓋にかませて水滴防止にも。
ポテトサラダのきゅうりや玉ねぎ、餃子に入れる白菜やキャベツなど、塩もみした野菜から出た水分を絞る時に。栗やさつま芋の茶巾絞りにも。
出汁を漉す時にザルに敷けば、出し殻の後始末も楽ちんです。出し殻はそのまま絞ってふりかけや佃煮つくりに活用。
炊き立てごはんの蒸気を落ち着かせる時に被せたり、季節によって乾燥しすぎてしまうお櫃ごはんに、濡らして固く絞った晒を被せて調湿の手助けに。
生地は細めの糸を高密度で平織りした上質な岡生地を使用。ふんわりと柔らかい薄手の生地はグラス磨きにもぴったりです。
手ぬぐいのように風合いがよく滑らかな肌ざわりの和晒は、濡れた手をさっと拭くのに。また、まな板や包丁など調理器具の水気を拭き取る布巾としても活躍します。
上記で紹介した使い方を参考に、日々の暮らしの中で自分流の活用法を見つけてみてください。
毎日のお手入れは石鹸洗いなどで充分ですが、雑菌の繁殖を防ぐため定期的な煮沸消毒がおすすめです。沸騰したお湯に晒を入れ、綺麗なお箸などでかき混ぜながら数分間消毒してください。
使用回数の目安は約30回ほど。
食品まわりや食器拭きに使用した晒が汚れてきたら、テーブルやキッチンなどの台拭きとして。さらにへたってきたら、家具や窓、床などを拭く掃除用に使い、最後はありがとうの気持ちを込めてお別れです。
家事や掃除と色々なことに使えることが分かった『さささ』。定番のロールタイプの他、正方形にカットされた和晒スクエアなど、生活のスタイルや空間に合わせて選ぶことができます。
また、名前の如く、いつでも気軽に“さっ”取り出せる為の『さささ』専用の収納アイテムがあるとさらに便利にお使いいただけます。
明治44年(1911年)大阪に創業した武田晒工場。初代・武田菊松が毛穴村を流れる石津川に着目し、清らかな水を利用した和晒加工を始めました。和泉の地で作られた和晒を「和泉和晒」と呼称し、日本手拭い、晒、安産祈願腹帯、ガーゼ寝巻、ゆかた、注染用晒、捺染用晒など、様々な用途に合わせ展開。従来と比べて「少しの化学薬品」「少しの水」「少しのエネルギー」で加工する、時代に合わせた新技術を採用し、更なる和晒の可能性を追求し続けています。
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