かつて日本の家庭には羽釜と美味しいごはんがありました。シャッキリとした歯ごたえにツルっとした舌触り。羽釜で炊くと、噛むほどに甘みが増す美味しいごはんを炊くことができ、料理人は今でも羽釜を重宝しています。
日本料理『勢麟』の長谷部氏監修のもと作られたアルミ製羽釜『アラヒ』は、アルミ素材の熱伝導率の高さと急速加熱を促す設計で、調理時間を短くしながらも食材の旨みを引き出し、羽釜だからこその「早炊き」の旨みを実現します。
「急速加熱」「対流発生」「脱金属臭」米を美味しく炊く3つの要素
アルミ製の羽釜は短時間での沸騰が可能。アルミ素材の熱伝導率の高さを利用して急速に熱を加えて炊くことで、米粒にクラック(ひび割れ)を起こさず、米の旨みを逃さず粒に閉じ込めることができます。
土鍋炊きのふっくらした炊き上がりに比べると、シャキッとした粒感と弾力があり、噛むほどに米の甘みを感じられる炊き上がりが特徴です。
熱を効率よく伝えることを追求した『アラヒ』。底面に放射状のフィンを設置することで、火を受ける表面積を増やし加熱効率をさらに高め内部への熱伝導をサポート。本体周囲の羽は側面に回り込む炎を受けきり、釜の内部に余すことなく熱を伝えます。
鋳物製造ならではの各部の形状により、家庭用コンロの限られた火力でもプロの料理人が使う羽釜に近い炊飯を可能にします。
米の炊き上がりの好みは人それぞれですがシャキッとした程よい硬さで、噛むほどに旨みが増していくような炊き加減が好きな人にはアルミ製羽釜が最適です。江戸前寿司や有名おにぎり店でも採用されています。
熱伝導が低くゆっくり加熱される土鍋や厚手の鋳物鍋は、デンプンを分解して旨み成分を作り出す酵素が働きやすく、炊きあがりはやわらかくふっくら、甘みが強調されたごはんになります。
釜の中で対流と気泡を発生させ米粒を踊らせることで、熱をまんべんなく伝え、ムラなく美味しいごはんを炊くことができます。理想的な対流は、温度の高い場所から低い場所へと向かう水の流れをコントロールすることによって生まれます。
『アラヒ』は、対流が発生しやすいように底面を丸くデザイン。内側には対流のきっかけをつくる凹みを設け、沸騰時の泡の発生箇所をコントロールし理想的な対流を生み出しています。
長谷部氏の米炊きのこだわりのひとつが、お客様に召し上がっていただく前に何度も米を炊き、羽釜の内部に黒い炭化層をつくる下準備をすること。炭化層をつくることで、アルミ素材と米との接触を防ぎ、米本来の味と香りを損ねないのです。
『アラヒ』は炭化層の機能を、水と触れる面にアルマイト処理(アルミ表面に皮膜を作る処理)で再現。注いだ水がアルミ素地に直接触れることがないので、食材に金属特有の臭いを移しません。
『アラヒ』の炊飯は火を入れてから炊き上がりまでわずか30分。白米だけでなく、炊き込みご飯はもちろん、煮込み料理や鍋料理など様々な料理にお使いいただけます。
頑丈で軽いので、割れたり欠けたりする心配もなく、日常で扱いやすいサイズや使い勝手。使用後は普通の食器と同様、中性洗剤とスポンジで洗って乾かすだけなのでお手入れも簡単。経年変化も楽しめる一生物です。
アルミの熱伝導率の高さによる"急速加熱"が実現した『早炊きの旨さ』。時間をかけて「ゆっくり加熱する方が美味しい」という常識を覆す、プロの味を家庭で味わえるあたらしい羽釜です。
アルミ製羽釜『アラヒ』を作っているのは、創業1961年のイハラ製作所。創業から60年以上、自動車やバイクの生産が盛んな静岡県浜松市で、自社のアルミ加工技術を駆使した部品を製造・提供してきました。自動車部品の製造で培ったアルミの鋳造、切削加工、工作機械の設計製作などの技術の高さを通じて、お客様に直接価値を届ける挑戦をしたいと考え、同じく浜松を拠点とする、日本料理『勢鱗』の長谷部氏、デザインオフィスUO(ウオ)との共同開発によって『アラヒ』が誕生しました。
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