2022年5月に一度だけ販売され、その後しばらく姿を消していた東屋の「果物鉢」。
2026年6月、手挽きから型生産へと作り方を変えて復活しました。
製法が変わったことで、以前よりぐっとお求めやすい価格に。家族分を揃えたり、来客用まで用意したりと、少し気軽に迎えられる器となりました。
「果物鉢」という名前ですが、朝は果物やヨーグルト、昼はサラダや小さな丼、夜は冷奴や煮物を盛り付けて副菜鉢に…。洗ってはまた使う。一日を通して何度も手に取る、そんな小さな器。あれこれと便利に使っていただけます。
果物鉢の原型となったのは、昔の古い器。
底はふっくらと丸く、側面にはラインのような段が入り、縁の絶妙な反り返りも含めて、実はかなり複雑な形をしています。見た目の可愛らしさだけでなく、指を添えやすく、料理もすくいやすい形。
型生産へと変わっても、その形の面白さは健在で、表面の少しの雑味とザラっとした質感、整いすぎない雰囲気もちゃんと残っています。
副菜鉢として、ごま豆腐や和え物、煮物などのおかずを盛り付けると、しっくりと収まり、副菜を盛り付けるのにぴったり。気付けば食卓の定番になっています。
猿山修さんによるデザインと、金子哲郎さんが作り上げた原型。その印象的な造形を、白岳窯が丁寧に器へと仕上げています。
持ちやすさ、料理のすくいやすさまで考えられた緻密な設計。小ぶりなサイズ感と使い勝手の良さ。毎日使っていくことで、その完成度の高さに気付かされます。
天草陶石と土灰釉からなる青みがかった灰色が、ふんわりとやさしい佇まい。
野菜など色鮮やかな食材を引き立たせつつ、豆腐や白和えなどの柔らかな白も受け止めてくれる、懐の深い色味です。
一枚あると、とにかく重宝します。使うほどに、もう一枚、もう二枚と揃えたくなる。毎日の食卓の中で、その使いやすさをじわじわと実感していただけると思います。
平成9年の創業以来、信頼できる国内のつくり手と協働し、生活の為の道具を生み出している東屋。この国の暮らしの歴史の中で生み出され、永く愛用されてきた、数々の道具。いつも静かにそこにあり、確かに役に立つ。そういうたくさんの「もの」と心地よく調和し、豊かな時を過ごすことができるように、「もの」と、「もの」を作り出す仕組みの創造を目指しています。
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