お正月を迎える準備として、この時季は普段よりも和食を作る機会が増えます。普段使っている食材や調理の工程はそのままに、お正月料理の味をワンランク上げるとっておきの方法。それは、調味料を変えること。料理の「さしすせそ」を少しこだわりの調味料にするだけで、食材の味を引き出し、身体にも嬉しい料理が完成します。
わざわざでは、「わたしにとってはこれがおいしい」を大切に、余計なものが入っていない調味料を取り揃えています。それは自分たちが満足して使いたいものばかりです。
酢屋茂の「イマイ醤油 きなり」は、時間をかけてじっくり発酵と熟成させて作られた醤油で、醤油本来の香りや風味が特徴。さまざまな料理との相性も良い名品です。
長野県立科町にある酢屋茂に伺い、実際に醤油の仕込み工程をひとつずつ見せていただきました
わざわざの売れ筋ランキングに何度も登場するこのお醤油は、わざわざ代表の平田が「この醤油に出会ってから他の醤油を一切使わなくなった」というほどのお気に入り。安心して食べられて、いつでも買える。お値段もほどよく、無理をしすぎないで普段使いできる調味料です。
お正月料理の定番である煮物や黒豆、昆布巻きやごまめのほか、地域によっては醤油味のお雑煮作りにも一役買います。焼いたお餅につけても良いですね。
津乃吉の「京だし」は京都の料理人も認める味を持つだし醤油です。ちりめん山椒をつくるときにできるじゃこだしと、30年以上継ぎ足して使っている昆布だれを使い、花かつお・かつお厚削り・うるめ節・さば筋の四つの節でひいた濃厚なだしを合わせて作られます。
京だしを年越しそばのおつゆに使えば、上品な香り広がる一杯に。せっかくなら麺は香り豊かな柄木田製粉の信州本十割そばにして、素材本来の味わいを満喫してみてください。
おせち料理は保存性を高めたいこともあって、砂糖の出番が多くなります。こちらは種子島産の「粗精糖」。さとうきびから作られています。白砂糖に比べミネラルなどの天然成分が豊富に含まれているので、素朴でやわらかな特有の風味があります。わざわざのパンやお菓子にもこの粗精糖を使っています!
コクを出したい料理にお使いいただくと味に深みが出ますので、煮しめに使う砂糖を粗精糖に変えてみると例年とひと味違う風味に仕上がるかもしれませんね。
今回ご紹介した調味料は、一年の始まりをお祝いするお正月料理に限らず、普段のお料理でも大活躍してくれます。調味料ひとつでこんなに風味が変わるんだ、ということを実感していただけたら嬉しいです。
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ストア紹介
パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る