スプーンひと匙加えるだけで 新しい風味が体験できるオイル
大分県中津市耶馬溪。山深いこの地域にあるエスニック料理と洋食を曜日により楽しめるお店「レストランサルディナス」から、お店で人気のオイルが到着しました。
香ばしく炒めたレモングラス・ニンニク・ショウガにバイマックルーの爽やかさが加わった、深くコクのある風味豊かなレモングラスオイルです。
普段の食卓に上がるお料理にかけるだけで「これまで味わったことのない」風味が生まれて楽しくなります。
和・洋・中あらゆるお料理の仕上げに1匙垂らしたり、塩分を含んでいないので、お醤油・お味噌・マヨネーズと混ぜ合わせオリジナルの調味料としてもご利用いただけます。
\手巻き寿司に!/
驚きました、手巻き寿司。美味しい!
海苔、酢飯の上にネタを乗せて(白身魚が特にオススメ)、レモングラスオイルと自然塩をふりかけて、柑橘を絞りお好みで刻み青唐辛子またはワサビをつけて食べてみてください。
\あらゆる麺類に!/
冷麺、ソーメン、うどん、そば、フォー、ラーメン、、、、あらゆる麺類に1スプーンのレモングラスオイルを入れれば、今まで体験したことのないような味わいに変わります。
\おでんにも!/
おでんにレモングラスオイルをかけ始めたら最後。レモングラスオイル無しには戻れません。。。
レモングラスオイルの瓶内は、オイル分と固形分に分かれていますが、先にオイル分がなくなることが多いので、その時にはご自宅でお使いのサラダ油や菜種油を継ぎ足して全体を混ぜていただくと、また同じようにご使用になれます。
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香内宏文さんに伺った、香内ファミリーの歴史が何とも味わい深いお話だったので、長い読み物になりますが、ご紹介します。レモングラスオイルの1瓶の中に、沢山のストーリーが詰まっていました。
栃木県那須塩原市にてエスニック専門のお店を8年営まれていた香内夫妻は、2011年3月11日に起きた震災を機に、ご家族で西へ移動する決断をされます。震災の翌日、3月12日には行動に移されました。
大阪、山口、福岡を経て、ご縁があって大分県中津市本耶馬溪町に辿り着きます。
今でこそ県外から移住される方々も多数いる地域ですが、この時期はまだほとんど県外出身者がいない時期だったそうです。そこで数ヶ月生活を送る中で、この土地の魅力に惹かれ「ここで暮らしていこう」と決めたそうです。
当時仮住まいしていたキャンプ場のバンガローの軒下で、小さなカフェをすることから始まり、後に那須でも営まれていたお店の字体を少し変えて「亜細亜食堂cago」としてエスニック料理店を開かれます。
2019年にはさらに山深い地域の隣町の耶馬溪町に店舗の移転を決めることに。
これまで妻のリツコさんがお店以外にも料理教室で洋食を教えていたことや、夫の宏文さんがワイン好きでイベントも行っていたことから、店舗移転に伴い営業形態を変え、エスニック料理と洋食料理を曜日替わりで楽しめるお店に進化します。
店名は「レストラン サルディナス」。同じ1つのお店の中で、エスニックと洋食を楽しめることから、二つの料理の共通点に「イワシ」がいたことで、スペイン語でイワシを意味する「サルディナス」を掲げた店名になりました。
※エスニック料理にはナンプラー(原材料イワシ)が欠かせず、洋食料理にはアンチョビ(原材料イワシ)がよく使われるため。
レストランサルディナスは、街から離れた山深い場所にあります。そのため、大雨や大雪、天災や気候に何かあった時に、お客さんの足が途絶えてしまいます。
お店にお客さんを呼んで楽しんでもらう以外にも、生活の要になるものを作っておくことはとても大切なことだと改めて考えたそうです。
そこで、亜細亜食堂cagoの時代から評判だった「レモングラスオイル」をしっかり売っていこうと加工品製造に力を入れ、外の地域に向けても販売を進めていかれます。
原材料は、なるべく顔が見える生産者のものを選び、無理のない中でオーガニックなものを選んでいかれました。(無理のない、という点がポイント。あまり固く考えすぎないように、という余白も残されているそう)
そして、新たに耶馬溪で農業をされる方にレモングラス作りを頼んだり、近くの福祉施設の方に生姜の皮むきを依頼したり、製造スタッフの生活スタイルに合わせた働き方を探りながら雇用したり、地域の食材や人の力を活かした食品づくりをされています。
自分たちがオイルを作ることで、別の人の収入源が新たに生まれるなら、良い循環になるのではないかと考えているからです。
香内さんは、この町に10年以上暮らし続けた今、改めて本当に良い場所だなと感じるようになったそう。
水が美味しく、景色も空気も、生活しないと分からない良さがあちこちにある、と。
それでも、若い地元の人は皆外に出ている現状があり、このままでは10年後、20年後、さらに人口が少なくなっていく未来も想像しています。
だからこそ、移り住むIターンの人たちや戻ってくるUターンの人たちが食べていく「仕事」があることが必要だと考えを巡らせています。
こういう場所でもこんな風に生活ができること。
自分に合った方法を見つけながら、楽しく暮らせること。
そんな生き方を自分たちの実体験として積み重ねていき、その暮らしぶりを若い人たちにも知ってもらえたらと考えています。
香内さんは笑って話してくれました。
「もともと田舎の人の何でもできる所に憧れがあったんです。野菜を作ったり、DIYで家を手直ししたり。自分もお店をやりながら、農作物を作って、住む場所も作って。そう思っていましたが、農作物を作ることは向いていなかったんです(笑)。
最初は向いていないことをプライドもあって受け入れられなかったんですが、ここでお店をやるなら自分の良さや個性を伸ばすことが、結果的にお客さんにとっても楽しんでもらえるんだと分かっていって。
苦手なことは得意な人に任せることで仕事を生む事になるし、自分も楽しい気持ちでいられる。だんだんそう思えるようになっていきましたね」
試行錯誤の末に手放すものがあってもいいし、方向転換してもいい。
みんなで団結して町を盛り上げる、というような事でもなく、自分たちの頭で考えてやってみて、いろんな得意なことをそれぞれが活かし、個人の力をつけていく。
「そんな姿に共感してくれるような、若い志のある人がこの町に入ってきてもらえたら嬉しいですね」
そう最後に展望を聞かせてくれた香内さんでした。
いつもの料理にかけると全く違う風味が生まれる美味しいレモングラスオイル。
そんなオイルを作っている方達は、こんなにも味わい深い営みを重ねてきた人たちだったんだと知り、とても高揚しました。
安心素材で美味しいものをご紹介するオンラインサイトを作っていく中で、作り手の「人生」が垣間見えたときに、なるべくそのままをお伝えしたい。そう改めて感じた時間でした。
長い読み物にお付き合いいただき、ありがとうございました。
美味しいレモングラスオイルを常備して、食卓に楽しい変化を起こしてみませんか?そして、いつか大分県の耶馬溪を訪れてみませんか?
食との出会いが、未知なる場所との出会いを生む機会となりますように。
ご希望の商品を個別に包装紙でお包みする無料サービスのご用意はございません。
備考欄にご記入いただきましても、対応できかねますことをご了承くださいませ。
贈りものにご利用いただく場合は、「オリジナル巾着袋」または「ロゴ入り手提げ紙袋」を必要なサイズと枚数をご確認の上、同時にご購入ください。
フードオーケストラのロゴがスタンプされた巾着袋です。プレゼントでお渡しする際などにご活用ください。SサイズとMサイズがございます。
巾着は商品と別添えにてお届けいたします。
巾着に入れてお届けをご希望の場合は、ご注文時に備考欄に明記をお願いします。
フードオーケストラのロゴスタンプが押された紙袋です。
お渡し用などにご活用ください。
ご希望のサイズと数量をカートよりお選びください。
スタッフにサイズ選びをお任せになりたい場合は、仮のサイズと必要枚数をご選択いただき、備考欄にて下記のようにお伝えください。
「(商品名)を小分けにして渡す際に適したサイズでお願いします」
イラストレーターの村田善子さん書き下ろし、フードオーケストラオリジナルの「花束のカード」ができました。
躍動感たっぷり! 花束を差し出す瞬間を、愛らしく温かく描いていただきました。
「ありがとう」や「おめでとう」を伝えたい時。「お疲れ様でした」や「大好き」など、愛情や労いを伝えたい場面でも。
花束を贈る代わりに、一枚いかがでしょうか?
*北海道、沖縄へは1万円以上ご購入の場合も、通常配送料金を頂戴いただきます。
食品を選ぶ中で伝えていきたいのは、
私たちの体をつくる、正直に大切に育まれた食品と
それを支える人々のこと。
食は私たちの体を作るもの。添加物やアレルギーの事などに配慮して、子供たちに安心して食べてもらえる食品えらびを心がけます。
できるだけローカルで、その土地の風土に無理のない食材であること。端っこまで大切にいただきたくなるような、伝えていきたい作り手のこだわりがあること。
素材そのものを、ごまかさずに大事に作られたものは、そのまま食べるのが一番おいしい。できるかぎり無添加のものを。
たとえば10年。毎日使い続けられる価格で、飽きのこない味かどうか。作り手と、食べる人々のロングライフな関係を育てて行けるかどうか。
香内宏文さん 写真:ERI TOKURA