イタリア・モデナ地方で育てられた白葡萄（トレッビアーノ種）を使い、じっくり煮詰めて果汁を濃縮し、小さな木樽に移して5年間、自然のままに熟成させています。

仕上がったホワイトバルサミコは、淡く澄んだ琥珀色。毎年、熟成に使う樽や環境によってほんの少し色合いが異なり、その揺らぎもまた楽しみのひとつです。原材料は白葡萄果汁とワインビネガーのみで、添加物は加えていません。透明感のある色と、まろやかで奥行きのある味わいが、素材そのものの魅力を引き立ててくれます。

ホワイトバルサミコは、舌を刺すような酸味がなく、口に含むとやさしく広がっていくような味わいです。色が透明なので、料理の見た目に影響せず、しっかりとお酢の役割を果たしてくれます。

たとえば、サラダにはオリーブオイルとパルミジャーノ粉末と一緒にかけると、自然なドレッシングに。イタリアンだけでなく、和食のお酢代わりに使ったり、餃子のつけだれにしたりと、さまざまな料理に合わせていただけます。わさびとの相性もよく、牡蠣や蟹、海老などの魚介にもぴったりです。

夏には、炭酸水で割ってすっきりとしたドリンクに。胃がさっぱりと整えられ、食事の前の一杯にもおすすめです。

食品を選ぶ中で伝えていきたいのは、
私たちの体をつくる、正直に大切に育まれた食品とそれを支える人々のこと。

■安全で、体によいもの
食は私たちの体を作るもの。子供たちに安心して食べてもらえる食品えらびを心がけます。

■土地と人に通ずるもの
できるだけローカルで、その土地の風土に無理のない食材であること。端っこまで大切にいただきたくなるような、伝えていきたい作り手のこだわりがあること。

■ごまかさないもの
素材そのものを、ごまかさずに大事に作られたものは、そのまま食べるのが一番おいしい。できるかぎり無添加のものを。

■毎日つづけられるもの
たとえば10年。毎日使い続けられる価格で、飽きのこない味かどうか。作り手と、食べる人々のロングライフな関係を育てて行けるかどうか。

大阪市阿倍野区、路面電車が走る下町にある「フードオーケストラ」。
『毎日のおいしいを奏でる』をテーマに、シンプルで安心できる食品をお届けしています。家族や大切な人、そして自分自身の体を想いながら、正直で信頼できる食品や、暮らしにそっと寄り添う品々を揃えています。

店頭には、クッキーやスコーン、地元で採れた野菜やお豆腐、調味料などが並びます。月に一度は、美味しい仲間によるお弁当やベーグル、パンも登場し、食卓にわくわくを届けています。