「昔から、『梅はその日の何逃れ』と言われるほど体にいいものとされてました」。そう話すのは、フードスタイリストの飯島奈美さん。

少し体が疲れた、食欲がない・・・、そんな時に梅を摂ると、クエン酸を始めとする栄養成分が効果を発揮し、疲れた体を癒してくれます。

梅干しをつくる過程で抽出される梅酢でつくられた「紀州の、うめ酢」。酸っぱいイメージがある「梅酢」ですが、料理をつくる過程で加熱すると、酸味が和らぎ、料理にグッと深みを与えてくれるんです。

梅酢になじみがない人は、まずは、いつも使う醤油の量の半分を梅酢に置き換えるところから始めて見るとよいかもしれません。

梅酢の使い方がわからない。そんな人でも、気軽に使ってもらえるようにと、飯島さんが考案したレシピが「難のがれレシピ」です。

「イワシと梅のうめ酢煮」、「あとひくうめ酢から揚げ」「ちらし寿司」や、「トマトだれのさっぱりしゃぶしゃぶ」。簡単に作れて、朝食や夕食に活躍してくれそうな料理が39品の料理レシピが紹介されています。

2005年の映画「かもめ食堂」をきっかけに、映画やCM、テレビドラマなど多くの作品にて、フードスタイリストとして活躍している飯島奈美さん。NHK Eテレで放送中の「365日の献立日記」では女優・沢村貞子が毎日続けた料理名だけが書かれた簡潔な日記を元に、気取りのない、素朴さの中にある美しさを感じる料理を披露するなど、飾らない、しみじみとおいしい家庭料理には定評があります。

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キナリノ編集部で、LABORATORIO・MARKTオーナーの井藤昌志さんを取材させていただきました。
お店をオープンするまでのストーリーや、アトリエでのオーバルボックス制作風景など。盛りだくさんの内容になっているので、ぜひご一読ください。